「あなたしか見えない」
私達の身体は食べたもので出来ている、という。
だからできるだけ良質な食物を口にした方がいい。それはそうだ、では私自身はどうか。
私自身もまた入れ物で、外からの色々な面白いものやイメージが内側に入ってきて、それが私になっていく。
私は日常から作られている。
街で見かけたブーゲンビリア、燃えるような赤にドキドキしながら家路につく。
人の気持ちを揺さぶり、高揚させることから「魂の花」とも呼ばれていることを知った。
誰かに新しいと言われることは重要ではない。
私自身が心躍り、熱中することが明日の扉を開く。
280×280mm
画用紙、水彩絵具
